ニットの毛玉を予防するために。まずはこの2つを。
こんにちは。
お花モチーフとお肌に優しい手紡ぎ毛糸の手編み作り人、まどかです。
朝晩風が冷たくなって、日中の空気も秋の空気になりました。
汗をかくほど暑くなく、
窓を開けて空気の入れ替えをするのも気持ちよく、
暑い夏が終わって、寒い冬が来る前の
ちょうど過ごしやすいこの時期が好きです。
お店には秋物が並んで、ついついお洋服が欲しくなります。
これから秋・冬になると出てくるニット。
私はたくさんニットのおしゃれを楽しんでいただきたいのですが、
「ニットってお手入れが大変でしょ~」
「ニットのお洗濯の仕方がわからないし~」
「ニットって毛玉だらけになるし~」
「ニットって静電気ぱちぱちするし~」(いや、静電気はニットだけではないと思うのですが・・・)
って、敬遠するかた多いです。
うん、分かるけどね。
では、買う前のチェック項目にもなるので、
まず今日は毛玉について。
お花モチーフとお肌に優しい手紡ぎ毛糸の手編み作り人、まどかです。
朝晩風が冷たくなって、日中の空気も秋の空気になりました。
汗をかくほど暑くなく、
窓を開けて空気の入れ替えをするのも気持ちよく、
暑い夏が終わって、寒い冬が来る前の
ちょうど過ごしやすいこの時期が好きです。
お店には秋物が並んで、ついついお洋服が欲しくなります。
これから秋・冬になると出てくるニット。
私はたくさんニットのおしゃれを楽しんでいただきたいのですが、
「ニットってお手入れが大変でしょ~」
「ニットのお洗濯の仕方がわからないし~」
「ニットって毛玉だらけになるし~」
「ニットって静電気ぱちぱちするし~」(いや、静電気はニットだけではないと思うのですが・・・)
って、敬遠するかた多いです。
うん、分かるけどね。
では、買う前のチェック項目にもなるので、
まず今日は毛玉について。
毛玉の原因は摩擦です。
ニットの毛玉って、摩擦でできます。
脇とかお腹のあたりとか、バッグと触れる部分とかが多いですね。
脇は腕うごかすのに常に擦れるから摩擦が多いです。
お腹まわりはテーブルとか机とかに触れること多いですね。
バッグが触れる部分はずっとバッグと擦れていることで摩擦がおこってます。
だからといって体を動かさないわけにもいかない。
何かいい方法ないの~。
わたしが着ているニットはもちろんほとんどが自分の作品なんですが、
目立った毛玉ついてないです。
なのでお客様の中には毛玉のつかないニットだと思われてる方もいらっしゃるのですが、
正直言って、私の作品も毛玉つきますよ。
お客様で、「すごく気に入って毎日のように着てたら毛玉だらけになっちゃったの」という方がいらっしゃいます。
それはなりますよー。
気に入っていただいてるのはとってもうれしい。
毎日でも着たいって思っていただけるのもうれしい。
でも、ニットは休ませてください。
なぜ私が着ているニットに目立った毛玉がないのか
1週間に1回の着用。
1週間に2回着ることがあっても、2~3日あけている。
お洗濯は必ず優しく手洗いで。
洗剤はちょっと高いけどニット・お洒落着用洗剤を使用。
これでかなり毛玉ができるリスクが軽減しています。
摩擦には素材が要因の1つ
一番大きな要因が素材。
他のサイトでも目にすると思いますが、アクリル・ポリエステルが入ってると毛玉ができやすい。
強度の強い繊維であるアクリル・ポリエステルなどの合成繊維は、
摩擦で毛玉ができ、強度が強いがために
その毛玉がしっかり編地に絡み付いてしまうのです。
ウール、カシミア、アンゴラなどの動物繊維は強度が弱いので、
毛玉が出来ても取れやすい(自然に落ちることも)
なので、アクリル100%とかウールにアクリルが入ったセーターなどは
ちょっと考えたほうがいいです。
(とはいえ技術も進んでいるので、ウールにアクリルやポリエステルが入ってる毛糸でも毛玉ができにくい物もあり、一概にいえません。)
動物素材の毛糸でも、撚りの甘い毛糸は毛玉が出来やすいです。
撚りの甘い毛糸というと、分かりやすいのが、太めでほわほわした毛糸。
私が使用する毛糸でいうと手紡ぎ毛糸。
(私が作る手紡ぎ毛糸は撚りを甘くしてふんわり優しい肌さわりにしているので)
なぜ撚りの甘い毛糸が毛玉になりやすいかというと、
繊維がふんわり表面に出やすいので絡みやすくなり、毛玉になります。
撚りの強い毛糸はきっちり繊維がねじられているので、表面に繊維が出にくく絡みにくくなります。
編地によっても毛玉の出来やすい、出来にくいがあります。
ハイゲージ(びっしり、きっちり編まれた編地、ぎゅっと詰まった感じの編地)は毛玉が出来にくく、
ローゲージ(ざっくり、ゆったり編まれた編地、ふんわりゆるい感じの編地)は毛玉が出来やすい。
これも、撚りが甘い強いと同じで、
ハイゲージだと、きっちり編まれているので、表面に毛糸の繊維が出にくく絡みにくい。
ローゲージだと、ふんわり編まれているので、表面に毛糸の繊維が出やすく絡みやすくなる。
日花香~たいようか~のニットはどうなの?
一応書きますが、
私の作品はセーターやカーディガンに使用する毛糸はほとんどが
ウール、アルパカといった動物繊維です。
(ときどき、ポリなどが含まれる毛糸を使用することありますが)
なので、毛玉が出来にくいし、出来ても取れやすい。
比較的ハイゲージなので、編地(私の手加減)はふんわりしてるけど、毛玉が出来にくい。
でも、上に書いたように手紡ぎ毛糸は毛玉になりやすい。
しかも、手紡ぎ毛糸の作品を少しざっくり編んでいるので、毛玉が出来やすい。
あと、私のセーターなどは、私がぽっちゃり体系なので、作りをゆったりしてます。
袖ぐり(脇)もちょっと広めにしてます。
なので、ぴったりしているセーターに比べて摩擦が少なく毛玉が目立たないかも。
とかなんとか言って、ほんとは毛玉だらけなんじゃないの~
って声も聞こえてきそうなので、写真お見せします。
実際に実物の状態を見たい方は、ぜひ作品展(11月札幌・12月東京)に来て下さい。
まずはベビーアルパカ100%のカーディガン。
2シーズン着用しました。(週1~2回/毎週・10月~4月上旬)
左脇裾部分(バッグを持つ方)
小さな黒いプチプチが毛玉です。
いくつか大きめの毛玉も見えます。
脇部分。これといって目立った毛玉見当たりません。
袖口部分。
机にいつも擦れる部分なので、ちょっと毛玉がみえます。
次はメリノウール100%のカーディガン。
これも2シーズン着用して、今年3シーズン目を迎えます。(週1~2回/毎週・10月~4月上旬)
左脇裾部分(バッグを持つ方)
近づいてみると、やっぱり小さい毛玉(黒いぽつぽつ)があります。
脇部分。
袖口部分。
メリノのほうがベビーアルパカより撚りが強くて毛糸が硬いからでしょうか。
袖口の毛玉がベビーアルパカより見当たりません。
この写真をみて、やっぱり毛玉できるからニットはイヤと思われるか、
2年着て毛玉がこれだけ?って思われるかは皆様の判断にお任せします。
が、着用頻度とお手入れ方法をちょっと気をつけるだけで長持ちさせることができます。
着用後は、ブラシでとかして毛のながれをととのえ、絡みをとってあげるといい。
柔軟剤を薄めたスプレーで静電気防止をすると毛が絡みずらくなって毛玉予防になる。
など、サイトを探せば他にもいろいろ出てくるのですが、
私はそこまでしてないです。
要するに毛玉を防ぐには?
毛玉を極力防ぎたいのならまずこの2つ
・週1回の着用にする。
・お洗濯は優しく手洗いで。
そして、もっと厳選したいなら、
・合成繊維の入っていないニットを選らぶ。
・ハイゲージかローゲージか
・撚りの強い毛糸か弱い毛糸か
それと、摩擦を減らすという点から、お洋服の組み合わせもちょっと気をつけるといいことがあります。
これについては、静電気を防ぐことにもつながりますので、また別に書きたいと思います。
■イベント・作品展のお知らせ■
日時 : 2016年10月29日(土)~11月4日(金)
場所 : 札幌ステラプレイスcenter5階 ハンズビー
場所 : 札幌ステラプレイスcenter5階 ハンズビー
作品展 1本の糸から ~札幌~
日時 : 2016年11月11日(金)~11月13日(日)
11:00~17:00(13日は16:00まで)
場所 : もみの木SO
札幌市中央区南3条西26丁目2-24
日時 : 2016年11月11日(金)~11月13日(日)
11:00~17:00(13日は16:00まで)
場所 : もみの木SO
札幌市中央区南3条西26丁目2-24
作品展 1本の糸から ~浅草~
日時 : 2016年12月2日(金)~12月4日(日)
11:00~18:00(4日は17:00まで)
場所 : ブレーメンハウス
東京都台東区浅草1丁目37-7
日時 : 2016年12月2日(金)~12月4日(日)
11:00~18:00(4日は17:00まで)
場所 : ブレーメンハウス
東京都台東区浅草1丁目37-7
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