編み物 つくる責任つかう責任を

先週雪が降り、すっかり寒くなりました。
まだこの時期は降ったり解けたりを繰り返すので
根雪にはなりませんが、
帰宅時に雪が降っていてもいいように
冬靴に変更しました。


お花モチーフを使った手編みニット、madokaです。


雪の多い地域では、雪道で滑らないようになっている靴底の靴を履きます。
車でいうスタッドレスタイヤみたいなものです。
北海道の人ってなんで雪の上を歩けるの?
って言われますけど、それは冬用の靴のおかげです。
靴底がつるつるの夏靴では北海道人でも恐ろしくて雪道を歩けません。


お住いの地域によって靴事情は異なりますが、
衣類の衣替えは皆さんもされていると思います。

暖かいニットが恋しい季節となりました。

で、このニットですが、
春の衣替えの時に綺麗に洗って来シーズンも着よう!って片づけたのに
冬になって出してみたら、
う~ん、なんか毛玉が気になるし、
新しいニット欲しいし、
もう着ないかな~。
って思う事ありませんか?

特に手編みのニットは着心地がいいし、
暖かいし、ついつい着ちゃうけど、
さすがに外出時に着るのは・・・
って思うことがあります。

そんな時、もう着ないからってゴミ袋にポイってしてませんか?

ちょっと待って!
そのニット、形を変えて再利用しましょう。

ちょっと手間だけど、解いて編みなおして靴下に。

(写真は手紡ぎ毛糸のカーディガンを解いたリサイクル毛糸の靴下です)

足首を温めると体感温度が2~3度上がると言われています。
また、毛100%の毛糸の靴下は足が蒸れないという利点も。

冬に毛糸の靴下を愛用している人は多いし、
最近は靴下専用の可愛い毛糸も販売されています。

可愛い毛糸で編むのって楽しいけど
毛糸って結構いいお値段するんですよね。
それに毛糸の素材で一番多い羊毛は羊の毛。
編み物する人はミュールジング問題をご存じかと思いますが、
消費量が多いゆえの問題。
(ミュールジング問題についてはkittingbirdさんの記事が分かりやすいかと思います)

編み物は1本の(場合によっては数本の)毛糸を編んでいるので、
解くとまた1本の毛糸に戻ります。
毛糸って再利用しやすい。

SDGsの17項目の1つに
(SDGsについては「朝日新聞2030SDGs」(朝日新聞さんのサイト)をリンクしましたのでそちらでご確認ください)

「つくる責任 つかう責任」
というのがあります。

編んで楽しい、身に着けて嬉しい
で終わらず、最大限活用しませんか?


今回、毛玉が気になってもう着ないかな~というニットが2着ほど。
そのうちの1着はエクストラファインメリノで
とっても着やすく、
毛玉だらけでも家の中で着てるからいい!って思っていたのですが、
いい毛糸って毛玉が取れやすいって利点がある分、
製作中の毛糸に付きやすくて・・・

白い毛糸で製作することが多いので、
この問題は致命傷。

ということで解きました。

見ごろと袖に分解。

解いて絡まらないように玉にして。

湯のし器で湯のしして。
(湯のしの写真を撮り忘れたので、写真は別の毛糸のもの)

糸巻きしてリサイクル毛糸の出来上がり。

リサイクル毛糸でセーターなどを編んでもいいですが、
私は靴下にしちゃうことが多いです。
(家族から靴下を頼まれているので)
でも、最近毛糸のパンツを編むのが流行っているみたいなので、
この毛糸なら薄手だし肌触り柔らかいし
毛糸のパンツもありかな~。

リサイクル毛糸はちょっと手間だけど

いい素材は衣類にしか使わないという方は

リサイクル毛糸なら惜しみなく靴下編めますよ。


お花の手編みニット 日花香

札幌在住のニットクリエイターmadokaが製作するお花モチーフを使ったストールやレッグウォーマーの手編みニットブランド

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