手紡ぎって何?どうやって毛糸を作るの?

こんにちは。
お花モチーフとお肌に優しい手紡ぎ毛糸の手編み作り人、まどかです。

手紡ぎ毛糸やその毛糸を使用して製作していることは書いてるけど、
WPに引っ越してから手紡ぎについてまだ書いたこと無かったですね。
結構手紡ぎに関して興味がある人が多いので、
数回にわたって書いてみます。

最近は手紡ぎをする人も増え、ハンドメイドイベントなどに行くと
手紡ぎ毛糸を販売している人を見かけます。
多く見かけるのが、アートヤーンかな。
カラフルな羊毛と飾り糸を組み合わせて、
太くなったり細くなったり太さが一定じゃない
ちょっと変わった、でも見た目がかわいい毛糸。
あとは何色かの羊毛を組み合わせて作ったグラデーションともまた違う色彩豊かな毛糸。
手紡ぎって作り手のイメージやアイディア、技術で変わり毛糸を作ることができるのでなかなか奥が深いです。
手紡ぎって何?手紡ぎをするときに使う材料は?

ところで手紡ぎって何?
毛糸を紡ぐとはどういうこと?

手紡ぎは羊さんの毛を綺麗に洗って、ごみを取って、
整えてスライバーの状態にしたものを
スピンドルや紡ぎ車で羊毛の束に撚り(回転)をかけて毛糸にします。
羊毛の他に獣毛(モヘアとかカシミアなど)も手紡ぎできます。

これがスライバーの状態。
すごく長いので、作業するときは適度な長さにして使います。
はさみで切るのではなく、手で引っ張ってちぎります。


ちぎるとこんな感じに、繊維が切断されることなくスルーっとほどけます。
(この長さではまだ長いので3つぐらいに分けます)


拡大してみると細い毛が同じ方向に流れているのがわかると思います。
この羊毛の量によって毛糸の太さが変わるわけです。
手紡ぎをするときに使う道具は?


これが羊毛に撚りをかける紡ぎ車。
我が家の紡ぎ車は、アシュフォードのトラディショナルを使ってますが
他に何種類もあるし、他のメーカーの紡ぎ車もあって
他の方が違う紡ぎ車を使っていると興味深々で見ちゃいます。
イベントや作品展でも手紡ぎの実演できるように持ち歩き用の紡ぎ車がほしいの・・・

紡ぎ車の他にスピンドルを使うこともあります。

このコマの親分みたいなのがスピンドル。
このシンプルな道具で毛糸をつくることができます。
手紡ぎの原理を理解するにもまずはスピンドルで体験したほうが理解しやすいかも。
私も最初はスピンドルで原理を理解しました。
(最近はスピンドル使ってないな~。)

紡ぎ車は○万円というお値段しますが、
スピンドルは¥1000ぐらいで購入できるので、
ちょっとやってみたい方はスピンドルを使ったらいいかも。
場所もとらないし。
スピンドルで毛糸を紡ぐには?

スピンドルに糸が付いていますが、これは導き糸といい、
この糸は羊毛に撚りをかけるために重要な役割を果たします。
なので、紡ぎ車にも導き糸はついてます。
紡ぎ車の場合はボビンについています。
ボビンって紡いだ毛糸を巻きつけるもの。



導き糸の先端は写真のように輪になっていて、この輪の部分に羊毛を絡ませ準備OK

スピンドルをコマのように時計回し。
その遠心力で糸がねじれ
その先の羊毛に撚りががかかり、スピンドルに巻きついていく
と、言葉にすればこんな感じなんですけど・・・

スピンドルでもセーター1着分ぐらいは紡げますって聞いたけど、
私はすぐに紡ぎ車を購入したので、やってみたことないです。
紡ぎ車はスピンドルと何が違うの?

紡ぎ車もスピンドルと原理は同じ。
ペダルをふみ、はずみ車とフライヤー&ボビンが回り、
ボビンについた導き糸がねじれ、羊毛に撚りがかかってボビンに巻きついていく。

撚りのかかり具合で毛糸が硬くなったり柔らかくなったりするので、
作りたい毛糸と作り手さんの加減によって調整します。
フライヤー?

ボビン?

それって何のこと?
紡ぎ車はスピンドルより構造が複雑そうだけど、どうやったら毛糸になるの?
ということで、続きます。

 

お花の手編みニット 日花香

札幌在住のニットクリエイターmadokaが製作するお花モチーフを使ったストールやレッグウォーマーの手編みニットブランド

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